8月1日に発売のCanon PowerShot G7X markⅢを購入し、軽くですが使ってきましたのでレビューします。
- Canon PowerShot G7 X markⅢ
- Canon PowerShot G7X mark3の開封
- Canon PowerShot G7X mark3の本体
- Canon PowerShot G7X mark3のガラスフィルム
- TOQIBO コンデンサーマイク
- Canon PowerShot G7X mark3の写真の作例
- Canon PowerShot G7X mark3のPD対応
- Live配信の設定
- 夜景や暗所撮影の作例
- 相互バッテリーの警告画面
- まとめ
Canon PowerShot G7 X markⅢ
Canon PowerShot G7X mark3は、2019年7月9日に発表されて、8月1日に発売されたCanonの新しいコンパクトデジカメです。
同時にG5X mark2も発売されていますが、私はコンパクト重視でしたので今回はG7X mark3を購入しました。
本当は120mmまでズームできる新しいレンズも気になったのですが、ちょっと大きすぎました。
スペック
一応スペックをおさらいしておきます。
私が重要と思うところだけピックアップしています。
機種 | Canon PowerShot G7X markⅢ |
---|---|
センサー | 1.0型 高感度CMOS(積層型) |
画像処理エンジン | DIGIC8 |
画素数 | 2010万有効画素 |
焦点距離(35㎜換算) | 24(W)-100㎜(T) |
開放F値 | F1.8(W)-2.8(T) |
光学ズーム倍率 | 4.2倍 |
最短撮影距離 | 5㎝(W)、40㎝(T) |
EVF | - |
背面モニター | 3.0型、104万ドット |
チルト | 上に180度、下に45度 |
NDフィルター | 3段階 |
オートフォーカス時間 | 0.11秒 |
連写 | RAWバースト 30コマ/秒(最大70コマ) |
ドライブモード 20コマ/秒(最大118コマ) | |
サーボAF 8.4コマ/秒(最大320コマ) | |
プリ撮影 | RAWバーストモードで0.5秒 |
インターフェース | USB-C、HDMI |
4K動画 | 30fps |
マイク端子 | 〇 |
動画Live配信 | Youtube |
Wi-Fi | 〇 |
NFC | - |
Bluetooth | Ver.4.2 |
重量 | 304g |
大きさ | 105×60.9×41.1mm |
レンズはG7X mark2と同じですが、センサーが新しくなっており、裏面照射型から積層型に変更されており、画像エンジンがDIGIC7からDIGIC8になっています。
あとは動画が4K動画対応になり、外部マイク対応、YouTubeでのLive配信対応になっています。
さらには連写機能がアップしています。
オートフォーカスと起動時間も0.01秒ずつ速くなっていますが、この辺りは誤差レベルな気もします。
私は明るいレンズの1インチセンサーのカメラを探しており、今回のG7X mark3の動画性能に魅力を感じたので、購入するに至りました。
Canon PowerShot G7X mark3の開封
G7X mark3の外箱です。
今回は三星カメラさんから購入したのですが、午前中に欲しいとお願いしたら、時間指定してくれ、午前8時過ぎに届きました。
箱の裏側です。
スペックと内容物が記載されています。
側面です。
もう反対側はシリアルナンバーが記載されていたのでスルーしました。
上面です。
こちらが箱の中身です。
カメラ本体
電池
充電器
保証書
説明書
リストストラップ
Canon PowerShot G7X mark3の本体
こちらが本体です。
CanonのショールームでG7X mark2と触り比べた時、mark3の方がグリップが少し持ちやすくなっていました。
レンズ周りのダイヤルはクリック感のある回し心地です。
左側面です。
こちらにフラッシュのスイッチとマイク端子が。
マイク端子は3.5mmのジャックです。
背面は液晶とボタン類です。
Canonのデジカメを使い続けているので、問題なしです。
右側面はHDMI端子、USB-C端子、WiFiボタンがあります。
USB-C端子はPD対応で、給電しながら撮影ができます。
Live配信の時に電池を気にせずに撮影ができます。
液晶は上に180度チルトします。
下には45度のチルトです。
重さは本体のみで278.5gです。
電池を入れて300.3gです。
カタログでは304gだったのでちょっとだけ軽いですね。
純正電池はNB-13Lです。
SX740HSも同じ電池なのでこれはありがたかったです。
Canon PowerShot G7X mark3のガラスフィルム
せっかく新しいカメラを買ったので、背面液晶に傷をつけたくありませんので、フィルムを貼りました。
といってもまだG7X mark3用のものがなかったので、mark2と同じでいいだろうと思って、Amazonのプライムセールで買っていたのですが、数ミリガラスフィルムの方が大きくはみ出ました。
まぁ、使うには問題ないですし、透明感や貼りやすさは完璧でした。
TOQIBO コンデンサーマイク
せっかく外部マイク対応なので、3.5mmジャックのTOQIBO コンデンサーマイクを買っておきました。
内容物はポーチ、マイク、アダプター2種です。
何も考えず990円だったので買ったのですが、このまま刺しても最初は使えずに、アダプターをかますことで使えました。
他にも安いマイクはありましたが、要注意です。
マイクテストの画面でこのアダプターが必須なことに気づきました。
Canon PowerShot G7X mark3の写真の作例
絞り
設定オート・F値6.3・ISO125・露出時間1/1600秒
Avモード・F値1.8・ISO125・露出時間1/2000秒・NDフィルターあり
Avモード・F値2.0・ISO125・露出時間1/2000秒・NDフィルターあり
Avモード・F値5.0・ISO125・露出時間1/2000秒・NDフィルターなし
Avモード・F値9.0・ISO125・露出時間1/800秒・NDフィルターなし
Avモード・F値11.0・ISO125・露出時間1/500秒・NDフィルターなし
Avモード・F値1.8・ISO125・露出時間1/2000秒・NDフィルターなし
Avモード・F値2.8・ISO125・露出時間1/2000秒・NDフィルターなし
一応NDフィルターなしでも撮影しました。
電子シャッターにしたらもっと違ったのかもしれないですが、白飛びしまくりですね。
RX100Ⅶも気になっておりF2.8でも撮影しましたが、NDフィルターはやっぱりいると思います。
ズーム機能
1倍・F値1.8・ISO125・露出時間1/2000秒
4.2倍・F値2.8・ISO125・露出時間1/1000秒
デジタル8倍・F値2.8・ISO125・露出時間1/500秒
デジタル16倍・F値2.8・ISO125・露出時間1/500秒
動画機能
4K動画も撮影してきましたが、撮影上限時間はないと思っていましたが、4K動画では9分59秒しか撮影できませんでした。
FHDで29分59秒です。30分の壁は超えていませんでした。これは完全に誤算でした。
YouTubeにLive配信するときだけ、撮影時間の上限はないだけの様です。
ただし、今日の神戸の最高気温は35.2℃だったにもかかわらず、13~14時くらいの間で9分59秒撮影できました。
しかし、続けて撮影しようとしたら、4分あたりで落ちてしまいました。
電源を入れると、カメラ内部の温度が高いため撮影ができません。と表示されました。
そのまま待っていると勝手に電源が落ちました。
ただし、フルHDなら撮影できたので、画質を落とせば大丈夫なようです。
無編集の撮って出しですが、画質の状態が分かればと思い一応アップします。
海辺なので風がすごかったです。
マイクテスト
外部マイクをつけずに内蔵マイクだけで撮ったものです。
次に今回Amazonで買った990円のマイクです。
風切り音は防げていますが、なんかこもった感じがしますね。
あと、言葉が出てきていないですが、35℃の暑さで頭がぼーっとして回っていません。
この後、スタバで休憩して回復しました。笑
Canon PowerShot G7X mark3のPD対応
G7X mark3はUSB-C端子に対応しており、PD-E1を使うことで給電しながら撮影できるとのことです。
しかし、純正の電源アダプターは13,000円とかなり高価です。
PDなら色々充電器を持っているので、試してみました。
Ankerの窒化ガリウムの30Wの充電器で試してみました。
30WのPD充電器で電源を入れることができ、撮影もできました。
9Vの0.5Aくらいで表示されていました。
AnkerのPD対応モバイルバッテリーも試してみました。
18WのPD対応で、ニンテンドースイッチも充電できるものです。
こちらでも起動して録画できています。
もちろん電池を抜いた状態です。
電池を入れていても電源を入れると充電から給電に切り替わるようでした。
この後、RAVPOWERの18WのPD充電器でも試しましたがこちらも充電できました。
Live配信の設定
G7X mark3の最大の目玉はYouTubeでのLive配信です。
せっかくなのでやってみたいと思ったのですが、なかなか設定がややこしかったです。
まず、説明書にやり方がきっちりと載っていません。
Web説明書も読みましたが、「YouTubeのサイトでLive配信に必要な設定を行ってください。」「設定方法についてはYouTubeのサイトを参照してください。」
いやいや知りたいのそこなのに。
とりあえず今すぐ配信はできるようになりました。
Webサービスへ画像を送信を選びます。
自宅などのWiFiに接続します。
カメラ連携設定に同意します。
メールアドレスを入れます。
任意の4桁の数字を入れます。
入れたメールアドレスにメールが届きます。
メールに添付されているURLからCanonのサイトに飛びます。
先ほど任意で設定した4桁の数字を入れます。
Canon Image Gatewayから設定をします。
Live Streamingの設定から右上のプライバシーポリシーに同意して、YouTubeサイトへ行きます。
そして、自分のアカウントとYouTubeチャンネルを連携させます。
こうなっていれば、カメラにLive Streamingの表示が出るようになっています。
しかし、これで行けるだろうと思ったのですが、サーバーでエラーと言われて全然つながりませんでした。
YouTube Studioのその他の機能を選び、そこからライブイベントでイベントを作らなければいけないようです。
ただし、これを設定しても予定していた配信ができませんでした。
「今すぐ配信」ならできるのですが、題名が自分のYouTubeのニックネームで公開状態になってしまいます。
朝8時過ぎに届いたのに、これにかなり時間を食ってしまいました。
外に写真を撮りに行きたかったので諦めてまた後日挑戦します。
夜景や暗所撮影の作例
夜景をISOを振って写真に撮ってきました。
4K動画も撮影してきたのでよかったらご覧ください。
相互バッテリーの警告画面
PowerExtraの相互バッテリーを使うと警告画面が出てきました。
まとめ
Canonの新しいデジカメPowerShot G7X MarkⅢを購入しました。
1インチセンサーでF1.8の明るいレンズで満足しています。
本当は明るいレンズが活躍できる夜にも空港あたりに撮影に行きたかったのですが、それはまた後日行きます。
動画性能については、確かに1インチセンサーでクロップなしなのはすごいです。
しかし、4K動画が9分59秒で止まり、FHDも29分59秒までとは・・・。
てっきり30分の壁は超えていると思っており、それが残念で仕方ないです。
旅行の時にGoProをPOVで撮影し、帰ってからじっくりと見るのが好きなのですが、これを1インチの高画質で!という目論見は外れてしまいました。
そう考えると画質は劣りますがGoProの性能すごいですね。
これからの旅のカメラの役割分担は、暗いところや高画質が欲しい時はG7X mark3、高ズームが欲しい時はSX740HS、POVで長時間撮影はGoPro HERO7という感じになりそうです。
SX740HSでは暗くて撮れない時はGalaxy S9+を使っていましたが、これからはG7X mark3に活躍してもらおうと思います。
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