AdGuard HomeをSynology NAS DS923+にインストールし、スマホからTailscale経由で広告をブロックをする方法

AdGuard HomeをSynology NAS DS923+にインストールし、スマホからTailscale経由で広告をブロックをする方法

SynologyのNAS DS923+にAdGuard Homeをインストールし、スマホからNASにアクセスしつつ広告ブロックもできるようにできたので、備忘録で記事にします。正直私はネットワーク系に詳しいわけではないのですが、日本語で解説してくれているページが見つからなかったので、備忘録として紹介します。

目次

AdGuard Homeを導入するきっかけ

先日ヤマダ電機でGalaxy S24を月々1円で2年レンタルしました。今まではGalaxy N20Ultraを使用しており、こちらはmicroSDが使用できたので、1TBのmicroSDを使用しいろいろなデータを詰め込んでいました。

しかし、S24はmicroSDがありません。それを解決してくれるのがSynologyのNASのDS923+とTailscale。DS923+とスマホにTailscaleをインストールして、同じGoogleアカウントでログインすれば、外からでもNASにアクセスできるようにはなっていました。

しかし、私は普段はAdGuardという広告ブロックアプリを使用しており、Tailscaleを使用するとAdGuardを併用することができません。NASにアクセスしたいし、広告もブロックしたい。この両方を叶えるためにAdGuard HomeをDS923+に導入することにしました。

AdGuard HomeをSynology DS923+にインストール

Container Managerをインストール

まずはSynology DS923+のホーム画面にいき、パッケージセンターを開きます。

そしてContainer Managerをインストールします。

FileStationでフォルダを作成

インストールできたらFileStationを開きます。一番上にdockerというフォルダができていると思います。

ここで作成タブからdockerの下に「adguard」フォルダを作ります。

adguardフォルダの下に「config」と「data」フォルダを作ります。

タスクスケジューラーでスクリプトを実行

コントロールパネルを開いて、タスクスケジューラーを開きます。

作成から予約タスク、ユーザー指定のスクリプトをクリック。

タスクを作成画面にいくので、全般タブでタスク名を「Install Adguard」、ユーザーを「root」にして、下の四角の有効のチェックを外します。

スケジュールタブで、次の日に実行にします。実行日当日でいいと思います。

タスク設定のタブに移ってアドレスを入れて、ユーザー指定のスクリプトに次の文字列を入れます。

docker run -d –name=adguard \
-e TZ=Asia/Tokyo \
-v /volume1/docker/adguard/config:/opt/adguardhome/conf \
-v /volume1/docker/adguard/data:/opt/adguardhome/work \
–net=host \
–restart always \
adguard/adguardhome

ここでは日本のタイムゾーンのAsia/Tokyoにしています。

そして右下のOKを押すと警告が出てきますが、それもOK。

DSMのパスワードを求められるので入力してください。

そしてタスクスケジューラーに先ほど入れたスクリプトが出ていると思うので、選んで実行を選択します。

確認されるので、OKを押します。

AdGuard Homeにアクセス

次にブラウザのURLを入れるところに、DS923+のIPアドレスと後ろに:3000を入れます。

例として「http://192.168.1.10:3000」って感じです。多分192.168までは一緒でその後ろの2つの数字が違うんじゃないかと思いますので、自分のNASのIPアドレスを入力してください。

ようこそ、AdGuard Homeへ!の画面になると思うので、始めましょうをクリック。

ポート番号を9080に変更。

AdGuard Homeにユーザー名とパスワードを設定します。

あとは次へを押していって、最後に先ほど設定したユーザー名とパスワードでログインすればインストールは完了です。

しかし、これだけだとスマホからTailscaleでアクセスしても広告はブロックされません。

TailscaleのDNSの設定

まずはGoogleでTailscaleと検索して、DS923+と同じTailscaleのアカウントでログインします。

ログインしたら、AdGuard Homeを入れたSynology DS923+のアドレスをメモする。

上のタブのDNSをクリックする。

Nameserversのところに行って、Add nameserverを選択。

Custom…を選択して、先ほどメモしたDS923+のアドレスを入力する。

Global namesarversのOverride local DNSにチェックを入れる。

これでスマホでTailscaleをONにすると広告がブロックできました。iPhoneでも広告ブロックができましたよ。

まとめ

Synology NAS DS923+にAdGuard HomeとTailscaleをインストールすることで、スマホからの通信をTailscale経由にすることでNASにアクセスしつつ、広告ブロックもできる理想の状態にできました。

一応通信速度にはそんなに変化を感じないので、このまま様子を見たいと思います。

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