前回に引き続きGoProをリュック(バックパック)に取り付けた際、外側をむいてしまう問題を解決する方法を紹介します。
GoProをバックパックに取り付けると外側を向いてしまう問題
次回のドイツ旅ではGoProをバックパックに取り付けて、動画を撮影したいと思っています。
バックパックにGoProを取り付けるマウントとして、クリップ型マウントやバックパックの肩紐にマジックテープで固定するマウントなどが挙げられます。
しかし、これらの縦軸しか動かせないマウントは、バックパックの肩紐に取り付けると、どうしても外側を向いてしまい、正面を上手く撮影できない問題があります。
この微妙な曲がり具合がクリップとしては仕方ないですが、マウントとしては邪魔です。
この問題を解決する方法として、前回PeakdesignのPOV-2キットを紹介しました。
PeakdesignのPOV-2キットを使用すると、横軸も調整できるのでちょっと内側を向けてあげることで、正面を撮影できるようになりました。
PeakdesignのPOV-2キットは見た目もかっこいいし、しっかりと固定できるので、クリップ型のように横から盗まれる心配が少ないです。
しかし、問題点も少なからずあります。
肩紐にPeakdesignのキャプチャーを常に取り付けておく必要があるので、バックパックを外す時、ガラスなどに当てないように気をつけないといけません。
さらには、GoProはPeakdesignのキャプチャー専用になっているので、マウントを取り換えるまで応用が利きません。
クリップ型マウントが応用力抜群
海外などの治安が悪いところでは、横からすぐに外して盗まれる心配はありますが、クリップ型マウントが応用力があって使い勝手は抜群です。
- バックパックの肩紐に固定
- 一時的にポケットに入れるときクリップで挟めば落下防止
- 車のサンバイザーに挟める
一番使えるところでこの3つが挙げられます。
他にも簡易スタンドや簡易自撮り棒的な役割もできなくはないです。
しかし、一番使いたいバックパックの肩紐に固定では横軸調整がないために、外側を向いてしまう。
これを今回はアダプターを使って横軸調整もできる様に改良する方法3つを紹介します。
ちなみにマジックテープでバックパックの肩紐に固定するマウントでも、使える方法なのでチェックしてみてください。
横軸調整をつけるGoProのアダプター
GoProをクリップ型マウントに取り付けた場合、前後に頭を振るような形でしか調整ができません。
これら3つのアダプターをかませてあげることで首を横に振ることができます。
①アダプター
正式名称がわかりませんが、GoProのアクセサリー50個セットみたいなやつに入っていたアダプターです。
カメラの取り付け位置を90度角度を変えることができます。
そのアダプターをGoProとクリップマウントの間にかませます。
バックパックに取り付けたところがこちらです。
横から見るとこんな感じです。
横軸も調整できるように関節が増えているのがわかると思います。
アダプターの部分を拡大したところです。
アダプターの分だけ前に少し伸びるので、クリップ型マウント単品に比べると、バックパックから少し前に出た状態になります。
②360度ボールジョイント
ボールジョイントを使うとより調整がしやすくなります。
これは1/4インチネジもついている状態ですが、ここにGoProを取り付けます。
ボールの部分が回転するので少し内側に向けるのも余裕です。
前後にも調整ができます。
ボール部分は結構しっかりとしたつくりで、ねじを締めるとずれる心配は少ないと思います。
ただし、関節部分が多くなるのでごちゃごちゃして、スマートではありません。
横から見るとこんな感じでぴったりと引っ付けることができます。
多分、サンバイザーに挟んで使うなら、調整がしやすくて使いやすいと思います。
③Jフック型のアダプター
PeakdesignのPOVセットについていたJフック型のアダプターです。
こちらは①のアダプターと原理は同じです。
バックパックに取り付けた様子です。
青いロゴがダサいですが、結構スマートに取り付けられていると思います。
横から見るとこんな感じです。
この軸を動かすことで内側にカメラを向けることができます。
番外編:PeakdesignのPOVキット
ちなみにピークデザインだとほとんどGoProしか見えないので一番スマートです。
横の厚みは③と同じアダプターなのでほぼ一緒か、少し薄いかなという感じです。
こちらはピークデザインのものですが、この紹介したすべてのアダプターでこのように内側にカメラを向けることができます。
おすすめの方法は?
これらの3つで一番おすすめは①番のアダプターです。
私の場合、Amazonで50個くらいアクセサリーが入って3000円くらいの中にはいっていましたし、このアダプター単品なら数百円で売られています。
下にちょっとネジが飛び出してしまいますが、水平はクリップ自体で調整し、縦と横に軸ができるので3次元的に調整することができます。
②番も自由度はかなり高くなりますが、ちょっとごちゃごちゃするのでバックパックにつけると目立ちすぎるかなという印象です。
③番も見栄え的にはおすすめで、この状態で1回POV撮影に行きました。
しかし、PeakdesignのPOVキットを購入する必要があるので、コストがかかりますし、これを買うならPeakdesignのキャプチャーも買って運用した方がいいので、持っている人は気軽に取り外せていいですよっていう感じです。
まとめ
GoProをバックパックに取り付けてPOV撮影するためのクリップ型マウントで、カメラを横に首を振らせる方法を紹介しました。
クリップ型マウントだけでは前後と水平しか調整できませんが、1つアダプターをかませてあげることで、GoProで快適にPOVの撮影が行えます。
PeakdesignのPOVキットを購入したので、しばらくはPeakdesignを使いたいと思いますが、盗難防止にはいいですし、一度キャプチャーを固定してしまえば、水平が狂いにくいという利点があるので。
ただ、見た目をあまり気にしないなら、正直クリップ型マウントと①番のアダプターで十分でした。
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