Osmo ActionとGoPro 7のスペック比較 熱暴走対策はされているのか?

Osmo ActionとGoPro 7のスペック比較 熱暴走対策はされているのか?

DJIからOsmo Action(オズモアクション)が2019年5月17日に発売されます。GoPro HERO7 BLACKを持っている人は買うべきかどうか検討してみました。

 

Osmo ActionとGoPro HERO7 BLACKのスペック比較

Osmo Actionはスペック的にはGoPro HERO7 BLACKと対抗する製品です。

そのため、基本的にはアクションカメラとして重要だと思われる、4K60撮影、電磁手振れ補正(RockSteadyまたはHyperSmooth)は、Osmo Action、GoPro HERO7 BLACK双方で対応しています。

大きさもほぼ同じくらいで重さも誤差範囲です。

 

  Osmo Action GoPro HERO7
サイズ 65×42×35 62.3×44.9×33
重量 124g 116g
写真 12MP 12MP
動画 4K60 1080p240 4K60 1080p240
HDR動画 4K30 1080p30
手振れ補正 RockSteady HyperSmooth
ビデオビットレート 100M 78M
ビデオファイル形式 MOV、MP4(H.264) MP4 (H.264/AVC)、MP4 (H.265/HEVC)
バッテリー 1300mA 1220mA
音声操作 英語、中国語 日本語対応

 

簡単に私が気になっているところの比較表を作ってみました。

 

Osmo Actionのいいところ

Osmo Actionの最大の特徴は前面液晶です。

GoProを使っていて、前面液晶がないので自撮りしにくいと思っていましたが、これだとしっかりと画角を確認しながら撮影ができます。

 

そして起動時間の速さも特徴的です。

録画ボタンを押せば2秒以内に録画開始されるので、取り損ねが防げます。

GoProもボタン1つで録画できるようになっていますが、やや起動が遅いのが難点です。

 

また、GoProにない機能として、特筆すべきなのはHDR動画だと思っています。

HDR動画は動画の明るいところと暗いところを補正してくれて、白飛びや黒潰れを防いでくれます。

 

さらにはバッテリーが1300mAなので少しだけGoProよりバッテリーが長持ちします。

4K60で撮影した場合に60分の撮影が可能になっています。

 

Osmo Actionのダメなところ

前面液晶が使えるのはいいのですが、動画撮影中に前面液晶に切り替えようとするといったん動画撮影を終了しないといけないようです。

 

また、HDR動画は4K30までで、4K60には対応しておらず、電磁手振れ補正のRockSteadyとは併用できないのがかなり痛いと思います。

HyperSmoothを利用した後には、もうあの手振れ補正なしでは撮影する気になれません。

Osmo ActionのRockSteadyも比較動画を見る限りでは、HyperSmoothと同等かそれ以上の手振れ補正を実現しており、持って歩いたり体に取り付けて撮影することを考えると、併用できるようにしてほしかったです。

 

また、動画性能はGoProのSuperViewに当たる画角がOsmo Actionにはなく、狭い画角になるのが残念です。

あと私は使ったことないですが、GoProで使える2.7Kで120fpsや4:3のアスペクト比の2.7Kで60fpsが使えません。

 

動画フォーマットもMOVには対応していますが、次世代形式のH.265/HEVCに対応しておらず、動画ファイルが大きくなってしまうのも残念ポイントだと思います。

HEVCでも4K60なら128GBで4時間12分しか撮影できないので、H.264形式だと2時間ほどしか撮影できないのではないかと思われます。

また、microSDも256GBまでの対応となっています。

GoProは私が試したところ、Samsungの512GBは認識したのでここでも少し劣っています。

もしかしたら公式で言っていないだけで、読み込める可能性もありますが。

 

さらに、音声操作が英語と中国語のみというのも、日本人には優しくないですね。

 

Osmo Actionに期待すること

スペック表だけ見ていると後発商品なのにOsmo ActionがGoPro HERO7 BLACKと同程度か下手したら下回る所も多い印象を受けてしまいます。

しかし、現在GoProを使っていて非常に残念に思っているのが熱暴走で、Osmo Actionがこの問題を解決して入ればかなり購入意欲が沸く商品となります。

16%も効率的な冷却システムと公式サイトで書かれており、これによってどれだけGoProよりも熱に強いのかが気になります。

 

GoProは寒いところでは大丈夫ですが、20℃くらいの陽気で車のフロントガラスに取り付けて4K60で撮影すると、熱を持ちすぎて撮影できなくなります。

Osmo Actionには夏でも熱暴走に耐えられるのか期待しています。

 

正直バッテリーは大きさからいうと仕方ないのかもしれませんが、もう少し持つようにしてくれるとよかったのですがね。

非公式ですが私はGoProの純正バッテリーと4K60で70~80分の撮影に成功しているので、ほとんど引き分けではないのかと思っています。

 

Osmo Actionの実機を触ってきた

ヨドバシカメラにOsmo Actionが展示されていたので触ってきました。

microSDが差し込まれていなかったので撮影はできませんでしたが、メニューなどを見ることができました。

タッチパネルの感度は良好で、GoProでよくある触っても反応しないなどのイライラは多分ありません。

かなりサクサクです。

 

しかし、この展示は電池は入っておらずUSBにて給電されている状態だったのですが、結構温かくなっていました。

GoProの4K60を撮った時のようなアチアチではありませんでしたが、撮影していないのにこの熱さは大丈夫なのかと少し不安になります。

 

熱対策としてレンズの下の部分ですが、触った感じただの飾りのように感じました。

その部分だけ熱いとか、放冷されている感じはあまり受けなかったです。

 

ただ、手振れ補正をONにした場合、画角がかなり狭く感じました。

GoProのHyperSmoothの方がかなり広いです。

さらにタイムワープもないようなので、個人的にGoProの対抗馬にならないと感じました。

 

まとめ

Osmo Actionが発売されると聞いたとき、すぐにでも予約注文しようかと思ってAmazonのかごに入れましたが、冷静に考えて今のところスルーです。

GoPro HERO7 BLACKと比較して、GoProを持っているのなら買う必要はないという結論に至りました。

価格も44,820円とGoProの実勢価格と比べるとやや高く、今のところこれだと厳しいのではないかと思います。

アクションカメラにこの価格を投じるのなら、出ると噂されているCanon G7X Mark3に費やそうと思います。

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